
この物語は、ほぼフィクションです。
実在の人物が1名登場するかもしれませんが、
それ以外の人物や団体などとは関係ありません。
アークスシップの1隻「フェオ」侵略を目論み、二度の制圧を成し遂げた鬼の首領
LUCKYSTARには不穏な噂が立っていた。その偶然とは程遠い、不自然な抽選行事の
当選率、賞品の獲得率は、度々自らが率いる「ケツの騎士団」内でも話題に上がった。


全てを掌握する絶対遵守のチカラ“株主特権”こそ、LUCKYSTARの隠された秘密。
自分達も知らぬ間に“株主特権”の行使によって従わされている……と。
少数精鋭部隊「ケツの騎士団」内で疑惑を煽り立て秘密裏に揺さぶりをかけるのは、
マネージャーのアンジェリネであった。
言葉巧みに洗脳を重ね、一人、また一人と着実に自分の指揮下へ鞍替えするように
交渉を続け……そして運命の日は訪れた─────
ア ビ ス
ア ビ ス

時は新光歴24X年某日─────
嘗て「ケツの騎士団」と呼ばれた少数精鋭部隊はアンジェリネが手中に収めた。
それを以て同日、声高らかに自ら率いる新組織として「KETUの騎士団」創設を宣言。
胸中に抱く野望達成の為、戦力を失い弱体化したLUCKYSTARの討伐を命じた。


アンジェリネ、真の目的とは……LUCKYSTARが持つと噂される絶対遵守のチカラ
“株主特権”を我が物にし、意中の女性アークス「イオ」を手中に収める事だった。
ア ビ ス
アンジェリネの暴走を止めるにも、戦力を失ったLUCKYSTARに勝ち目は無かった。
嘗ては鬼の首領と恐れられ、恒例と化した“粛清”すら遠い過去の話。
侵攻作戦から退き、生放送で〇uのヘイトスピーチをして満足するまでに落魄れた
今の覚悟では、この危機を乗り越える事は出来ない。
“鬼の首領”を超えるド畜生にならねば─────


同年末、アンジェリネの反乱に対抗する為、“鬼畜皇帝”LUCKYSTARを名乗り
建国宣言。ウサミミ優遇を真摯に訴える組織「ウサミミ帝国」は、ここに誕生した。
翌日、「ウサミミ帝国」は早々に開戦宣言─────
牽制と言わんばかりにイオが頻繁に訪れるショップエリアの一角、罪無き武器ショップを破壊してみせた。

新光歴124X年─────
「ウサミミ帝国」と「KETUの騎士団」による戦いは、何と千年を越えるまで続く。
後に“ 千 年 戦 争 ”と呼ばれる、仕込みと不正の入り混じったかもしれない
互いに譲れぬ戦いは舞台を惑星ハルファに移し、遂に最終局面へ……!!
ケツレクイエム

「全てはK.E.T.U.Requiemの為に・・・」